2008年09月06日

ピアノ・トリック

ピアノ・トリック

pianotrick.jpg

考案者 ?
書籍 カードマジック事典 他
分類 クロースアップ・カード・瞬間移動

現象
マジシャンはお客様の両手をお借りし、「ピアノを引くときのような形にして下さい。」と言い、実際にお手本を示します。
お客様がお手本どおりに両手をピアノを引くときの形にしていただいたら、その指と指の間にカードを2枚づつ入れていきます。
「偶数です。」と言いながらカードを2枚づつ7箇所に入れます。
最後の一箇所は「奇数です。」と言い、一枚だけカードを入れます。
続いて、2枚づつ7箇所に入れたカードを「偶数です。」と言いながらテーブルの上に分けて、二つの山を作りながら置いていきます。
最後の一箇所のカードを裏向きに示しながら「どちらの山を奇数にしますか?」と、お客様にお聞きします。
お客様が指示した山をマジシャンが取り上げ「奇数です。」と言い最後の一枚のカードを山の上におきます。
しかし、次の瞬間、マジシャンが持っている「奇数枚の山」を数えながらテーブルに置いて行くと、なんと「偶数枚」になっています。
そして「偶数枚」だったテーブルの上のカードは「奇数枚」になっています。
カードが一枚、瞬間移動したのです。

感想
「ピアノ・トリック」です。

マジックを始めた頃、読んだ本に必ずと言っていいほど載っているマジックです。
とても素晴らしいマジックです。

またウケます。
それもメンタル的なウケ方です。

マジシャンが何もしていないように見えるのに現象が起こっているので、お客様にしてみれば、かなり強烈です。

しかも、このトリックにはスライハンドは必要ありません。
台詞が全てです。

ですのでカード状のものであれば、借りたデックでも、100円ショップのトランプでも、テレフォンカードでも問題ありません。

ですので、私は名刺を使用したり、上の写真のように「コマーシャルカード(新品のデックに入っている「トランプ」以外のカード)」を持ち歩き「リサイクルマジックです。」と言いながら使用することもあります。

まあ、これは単純に「雰囲気を変える」と言う意味で使用するだけで、実際は普通のデックを使用することが多いです。

ただ、初めての方は、ある「心理トリック」の部分で「本当に可能なの?」と思うかもしれません。

が、何の問題もありません。
「本当に可能」なのです。

また、私のやり方は色々な本等のやり方とは違い、上記のやり方、「偶数」「奇数」と日本語ではっきり言いながら演じます。
長年、この方法で演じていますが、抵抗感を感じたことは一度もありません。

むしろ「ペア」「オッド」の方が違和感があります。

演じる側が違和感を感じるということは、少なくともお客様にはいい影響を与えないと思います。

自信なく演じるくらいならやらない方がマシです。

実際、賛否両論あると思いますが、私は「偶数」「奇数」派です。

また「移動したカードを明確化する。」とか「あの手の形が意味がなく怪しい。」等、その点を解消すべく色々な改案が出ているようですが、私はこれらはややこしくなるだけで少なくとも「改良」されてはいないと感じてしまい、演じる気すら起きません。

まあ、演じてからでないと文句も言えませんが、私自身はこの原案が最高と思います。

この点も賛否両論ありますが、逆からいえばこのトリックが議論の的になるほど素晴らしいトリックだということを物語っています。

とにかく、自信を持って堂々と行えば絶対に大丈夫です。
私は「ピアノ型の手」「偶数」「奇数」のやり方で一度も失敗したことがありません。

「ピアノ・トリック」ぜひ一度お試し下さい。

posted by 葵栄治 at 06:10| 兵庫 ☔| カードマジック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする