2008年09月27日

カレンダーの予言

カレンダーの予言

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原題 ?
考案者 メル・ストーバー
書籍名 マセマティックス・マジック・アンド・ミステリー
著者 マーチン・ガードナー
分類 パーラー・数学・カレンダー・予言(クロースアップ可)

現象
マジシャンはお客様に封筒を渡します。
カレンダーに4×4の囲いを書きます。
お客様に囲いの中の4つの好きな数字をある法則で選んでいただきます。
選んでいただいた4つの数字を合計していただきます。
お客様に渡した封筒の中を見ていただくと、数字が書いてある紙が入っています。
その紙の数字と、カレンダーから選んでいただいた4つの数字の合計が一致しています。

感想
とりあえず「カレンダーの予言」とタイトルしましたが、正式名称は分かりません。

私はセルフワーキングトリックと数理マジックはあまり好きではありません。

なぜならこれらのマジックは基本的に「だらだらひっぱり、あっさり終わる」からです。

しかし、使えるものもあります。
このマジックはそのうちの一つです。

数理マジック特有の「だらだらひっぱり、あっさり終わる」感じはあまりしません。

また、カレンダーと電卓、ボールペンにメモ用紙と完全に日用品で、簡単に演じる事が可能です。

予言を大きくして「ボールペンにメモ用紙」を「マジックペンにスケッチブック」に変えればパーラーでも実演可能です。

原理的には非常にやさしくできるので即戦力になります。

また私はもう一工夫しています。

普通はカレンダーに4×4の囲いを書くときお客様に選んでいただきますが、私はこの部分をマジシャンが選ぶようにしています。

何度かお客様に囲う部分を選んでいただいてましたが、意外と時間がかかりだらだらするのです。

それが嫌なので、私は「そうですね・・・えーっと・・・この部分を使いましょうか。」などと言いながら適当に選んだ感じで囲うようにしています。

これでも十分通用しますし、お客様はこの部分はあまり気にしておられないように感じます。

またこうすることで「囲った後に予言を書く」のではなく「最初から予言の封筒を出す」事が可能になり、よりスムーズに演技を進行できます。

さらにこのマジシャンが囲うのをスムーズに行いたい場合は過去なら「2006年2月」か「2007年2月」。
未来なら「2017年2月」か「2018年2月」の並びを使えばいいでしょう。
これは4×4の囲いができる部分が一ヶ所しかないからです。

しかし、実際はそこまでこだわる必要は無いと思いますが、心配な方は試してみて下さい。

後、このマジックの最大の欠点が「マトリックス・フォース」と呼ばれている部分です。
この部分は素晴らしい改案がありますので、次回紹介したいと思います。

数理マジックは「さらっと進行して、ばっちり決める」事さえできれば、理想的な「即席マジック」になるのですが、トリックの性質上、それは不可能です。

しかし演出である程度スムーズに進行出来れば、使える物があります。

セルフワーキングトリックも同様です。

まさにマジシャンの腕の見せ所でしょう。

※このマジックで自由に数字を選んでいただく方法に適したカレンダーは、最近なら「2009年2月」です。
これは2月1日が日曜日、2月28日が土曜日なので、全マスが綺麗に埋まるからです。
最初に予言の用意が出来なくなりますが、これなら好きな数字を選んでいただき、その数を含む4×4の囲いもスムーズに進めることが出来るでしょう。
「最初から囲うのはちょっと・・・」という方は使用してみて下さい。
「2009年2月」にこのマジックを演じるのも手でしょう。
posted by 葵栄治 at 00:05| 兵庫 ☁| ステージ・パーラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする