2008年09月28日

レインボー・マトリックス

レインボー・マトリックス

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考案者 メル・ストーバー
改案者 フィル・ゴールドスティン
書籍名 パーティー・マジック
著者 ヒロ・サカイ
分類 パーラー・数学・カレンダー・予言(クロースアップ可)

現象
マジシャンはお客様に封筒を渡します。
カレンダーに4×4の囲いを書きます。
お客様に囲いの中の4つの好きな数字を4色のペンを使い、ある法則で選んでいただきます。
選んでいただいた4つの数字を合計していただきます。
お客様に渡した封筒の中を見ていただくと、数字が書いてある紙が入っています。
その紙の数字と、カレンダーから選んでいただいた4つの数字の合計が一致しています。

感想
前回、紹介した「カレンダーの予言」と同じですが、少しアイデアが加えてあります。

この「マトリックス・フォース」の不自然さを究極にまで減じた、まさにタイトル通り、フィル・ゴールドスティン師の「レインボー・マトリックス」です。

トリックに触れるので詳しくは書けませんが、従来、「一色一本」だったペンを「4色4本」にした、まさに「逆転の発想」です。

この違いは、お客様が「マトリックス・フォース」時に感じていたと予想される「ある種の法則的束縛感」をほとんど排除しているように思います。
ですので、お客様は自由に数字を選んだ錯覚に陥るでしょう。

もちろん「レインボー・マトリックス」でも、私は最初から4×4の囲いをしてから演技をします。
やはりこの方がスムーズに演技が進みます。

ちなみに私はクロースアップでは従来の方法、パーラーなど比較的多人数では「レインボー・マトリックス」を使用します。
(もちろん、状況により100%この通りではありません。
準備が可能ならクロースアップでも「レインボー・マトリックス」を使用することもありますし、その逆もあります。)

でも、たしかに「レインボー・マトリックス」は素晴らしいですが、通常の「マトリックス・フォース」の「カレンダーの予言」も不自然さを減じれるように演じる練習はして下さい。
これは、いざという時にきっと役に立つからです。

しかし、まさにフィル・ゴールドスティン師は天才です。

少しのアイデアで「数理トリック」を「完璧な予言トリック」までに昇華させました。

今まで「マトリックス・フォース」が不自然でこのトリックが嫌いだった方も、この「レインボー・マトリックス」を演じてみて下さい。

パーラーマジックのレパートリーが一つ増えて重宝するはずです。

※興味のある方はヒロ・サカイ師の「パーティー・マジック/東京堂出版/価格1,995円(2001年)」をご覧下さい。
これ以外の本に掲載されているかどうかは分かりません。
posted by 葵栄治 at 07:22| 兵庫 ☔| ステージ・パーラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする