2008年12月09日

10個のペーパー・クリップ

10個のペーパー・クリップ

bermudacoin.jpg

考案者 ?
原題 ?
書籍名 即席マジック入門事典
著者 麦谷眞里
分類 クロースアップ・数理・日用品・消滅

現象
マジシャンはクリップを上の写真のように正方形に並べます。
一辺には10個のクリップがあり、正方形なので全部で4辺40個あることになります。
中央のクリップの山から一つ、好きな辺に加えます。
すると、加えた辺は11個になるはずですが、数えてみると10個のまま増えていません。
置いたはずのクリップが消滅しました。
再び加えますがやはり10個のまま増えません。
また消滅です。
これを2、3回繰り返しますがクリップはどの辺も10個のまま増えません。
クリップは置くたびに消滅するのです。

感想
このマジックは調べましたが原案者、原題が分かりません。

マーチン・ガードナー作品かなとも思っていたのですが本に載っていないのでどうも違うようです。
(この系のマジックはどうしてもマーチン・ガードナーと思ってしまいます。
ひょっとしてボブ・ハマーかな?)
もしご存じの方がおられたらお教え下さい。

また「即席マジック入門事典」以外でも載っている本があればお教え下さい。

実はこのマジックは最初に「即席マジック入門事典」で読んだ時は試しても演じる気にはなりませんでした。

bermudacoin2.jpg

しかしMr.マリック師がTVで「バミューダコイン」として、上の写真のようにコインを並べて演じているのを見てから「これは面白い!」と思い何度か演じるようになりました。

実は最初は同じマジックとは思っていなかったのですが、原案を調べるうちに「即席マジック入門事典」で読んだことを思い出したのです。

最初はそのくらい印象の薄いマジックだったのです。

ですので、私は「バミューダコイン」の演出で演じています。
(消滅したコインの出現は別の方法を使用しています。)

マリックさんの演出は、やはり秀逸です。

1.「クリップ」ではなく「コイン」を使用したところ
「コイン」を使用することで日用品というイメージは同じですが、コインマジックのイメージから「テクニック系」に見えるようです。
また、何度か演じた感じでは数理トリック特有の感じを、お客様は受けていないように思います。

2.「バミューダ・トライアングル」と結びつけ演出したところ
三角形にすることでマジシャンの負担が少し軽減します。
さらに「波が起こる。」と言いながら、このマジック最大の弱点をカバーしています。

3.エンディングがある。
数理トリック特有の「だらだら演じてあっさり終わる。」感はまったく感じません。
またエンディングで非常に印象深いマジックになっています。

・・・とはいえマリックさんのエンディングは実際にやろうとすると無理がありますが、TVのようにやらなくとも予想外のところから消えたコインを現せばいいと思います。

数理マジックも演出でここまでできるといういい見本です。

※「消えたものは現さない方がいいのでは?」という意見もありますが、私は現さずにインパクトのあるエンディングを見つける事が出来ません。
好みの問題なので消したまま終わるのもありだと思いますが、マリックさんの演出を見た後ではどうしても霞んでしまいます。
また、このマジックのカテゴリを「コインマジック」にしましたが、これは私が「バミューダコイン」として演じているからで、実際は「日用品マジック」の方がいいかもしれません。
posted by 葵栄治 at 00:00| 兵庫 ☁| コインマジック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする