ハン・ピン・チェン・ムーブ
考案者 ?
書籍名 奇術入門シリーズ コインマジック
著者 二川滋夫
分類 クロースアップ・コイン・移動
現象
マジシャンは左右の手に1枚ずつ500円玉を握ります。
マジシャンが手を開くと左右の手に1枚ずつ握ったはずの500円玉が右手に集まっています。
感想
このマジックは、比較的いろいろな本に載っていますので、ご存じの方も多いでしょう。
考案者は不明ですが中国人のマジシャン「ハン・ピン・チェン」が広めたため、この名称になったとのことです。
そしてこのハン・ピン・チェン・ムーブ自体は中国では古くからあったようです。
(真偽は不明ですが。)
このマジックは技法ですが、同時にそれ自体がマジックになっています。
大きなコインの方がやりやすいので日本円なら500円玉がお勧めですが、その気になれば1円玉、5円玉、10円玉、50円玉、100円玉どれでも可能です。
テクニックだけなので覚えておけば即実演可能で、とても重宝します。
スライディーニ等もお気に入りでよく使用していたそうです。
もちろん私もよくお世話になっています。
よく演じるのが「ハン・ピン・チェン・ムーブ」の後に「クラシックパーム・バニッシュ」を利用したコインアクロス現象を行う方法です。
1回ではもの足りないので2回現象を起こすためにこの手順をよく演じます。
とにかくこの「ハン・ピン・チェン・ムーブ」は覚えておいて損はありません。
今でも人気があるトリックです。